2006年GWツーリングひとコマ(北海道編)

今回は毎年恒例の九州方面ツーリングから一変。東北を中心に走ろうと思いまして。でも東北上陸の
フェリーのダイヤとうまく都合がかみ合わず、一度北海道へ上陸することに。
というわけで、桜がまだ咲く前の、早春の北海道から今回のGWツーリングがスタートします。

H18年4月28日深夜。高速道路をすっ飛ばし、ようやく舞鶴港へ到着。この乗り場から北海道へ向かうのは、実に10年ぶりです。こんな時期でも結構なライダーがいました。
現在は新造船が就航し、日付が変わって0時45分出航、同じ日の20時45分に小樽到着という、かつてより10時間も短縮して到着します。びっくりするくらい早くなりましたね。
オートバイは最後の乗り込みだったので、出航直前に乗り込みます。乗って入ると、あら綺麗。さすがにまだ新しい船ですね。案内所もホテルフロントのよう。
やれやれと売店でおにぎりを購入し、夜食に。くつろぎ着に着替えて消灯時間までビールを飲んでいる私。
そんなことを自動販売機コーナーでしていたら、こんな人がやってきました。う、牛?
わははは。後ろの人がおかんで、牛のカッコは実は娘さんのパジャマだったのでした。うーん、このカッコで船の中うろうろするとは!
明けて29日の午前中。船のデッキ部分ではこんな風にのんびりした光景が見受けられます。到着までまだ10時間もあるしね。
奥の売店・レストランからこのデッキに出ることができます。こちらものんびりとしたもの。ここに1羽鳩がいるようで、うろうろ歩いていました。
さすがに夏ではないからか、海の色は青い、という感じでもなかったのは残念。でも春の海の風も気持ちが良いもの。
10時45分頃に、小樽から舞鶴に向かうフェリーとすれ違います。比較的近いところをすれ違いますよ。お互い汽笛を鳴らしあって、旅のムード満点です。
あちらの船のデッキにも人がいるのがかろうじて見えました。関西方面に遊びに行かれる方が乗っているのでしょうか。お互い、いい旅を!
雲がかかっていて分かりにくいでしょうが、既に江差方面に入り、北海道の山が見えてきました。羊蹄山の方面でしょうか?
フェリーの上で夕方を迎えました。考えてみたらこれも10年ぶり。ちょっと雲が多かったですが、いい時間帯に少し雲が切れてくれました。
海に太陽の光が走っていませんが、海面上に雲があったからで、この後太陽は雲に隠れてしまいました。みな寒い中、海に沈む太陽が見られず、残念がっていました。
そろそろ到着が近づいてきましたので記念撮影に。ちょっと船の振動でぶれちゃってますが。
今夜一夜をご厄介になるご友人宅にお土産。カニサブレを購入しました。うーむ、一体どんな味か興味が湧くところではあります。
船が接岸し、降りるのを待つ瞬間。バイクは最後なので結構待たされます。早く走りたいオーラが漂う瞬間です。ちなみに友人の友人がいたそうですが、どれか分からんかった・・・。
ようやく下船したので、船をバックに記念撮影。10年前は早朝5時に下船して、一気に稚内まで走っていきましたが、今日は札幌で1泊です。
さて、日も変わって4月30日。今日は函館へ走っていきます。定山渓を通過すると、新しくこんな足湯ができていました。最近どこでもありますね。
うぉっ!何だあれ!って言うものが目に飛び込んできました。まだあったんだ!秘宝館!それも定山渓にあったとは!
因みにい建物はこんな感じです。入り口のこの象はなんなんだ?因みに入場料は大人1200円でした。うーん、もっと安かったら入るんだけどなぁ。
入り口までにじり寄って撮影したりして。受付のおばちゃんににらまれた(笑)。うーむうーむ、そういった内容の展示物ばかりですなぁ。
定山渓から中山峠へ。峠まで上がってくると、まだこんな雪の壁がありました。まだ2mもあるんだもんなあ。そんなところをバイクで走っているなんて、自分でも驚きです。
中山峠にある美術館へ向かう道路もこんな感じ。もっとも道は凍結しておらず、快適に走ることができます。
関西ではとっくに桜も散ってたけのこも出て、といった気候なのに、まだ雪に覆われているのが関西人としてはオドロキです。
思わず雪壁にくっついてみたりして。冷たくてくっつききれずにいます(笑)。
中山峠の名物といえば、あげいもですね。こんなぬいぐるみ?が置いてありましたよ。この横が売店です。
実物はこっち。確か300円くらいだったような。もっとも食べようとしたら、1つ落っこちてしまった。くそっ。
いもを食ってさあ再出発。峠を下っていくと、雪解けの水が流れる川に沿って進みます。
土手のそこかしこにこんな風にふきのとうが見られます。正直言って、こんな風にふきのとうを見たのは初めてでした。
雪が融けてきた沼地では、花も咲き始めていました。ふきのとうなんかもたくさん見られました。北の台地にも春が来ていますね。
楽しみにしていた、羊蹄山が見えてきました。やはり雪を覆っていますが、夏とは違った景観に感激です。
あ、ここにきのこ王国の支店ができてる!きのこ王国は大滝の道の駅が発祥なんですよ。まさか支店ができるとはなぁ。
せっかくなので寄ってみることにしました。なんせ1杯で100円だしね。ここでもきのこ汁を楽しめるなんてありがたいなぁ。
・・・やっぱり180円のきのこ大盛りにすればよかったかな?でも100円でも結構満足できますよ。ましてまだ寒い時期のツーリングにはもってこいです。
きのこ汁を売っている食堂の入り口にはこんな業務用の大きなストーブが置いてあります。これが北海道の日常なんでしょう。
実はここに入って最初に目が行ったのはこれ。「味は保証できません」って・・・。どんな味なんだろう?まずためしに飲んで、と書いてますな。
定番のきのこも売ってますよ。こういうのを買って鍋にしたらうまいでしょうなぁ。すき焼きとかでもいいな。でもさすがに今回は購入できず。残念。
きのこ王国のすぐ横の道脇では、標識がこんな風に倒れていました。雪の重みによるものだそうで、毎年直すことを考えると大変だなぁ。
道道66号に入ると、ぐっと羊蹄山が近づいてきます。雪を覆った姿は大変美しかったです。この雪があのおいしい水になるんだなぁ。
羊蹄山で水を汲んだ後は、洞爺湖方面に。かつて通った場所が噴火で埋もれています。今回は見学に行ってみることにしました。
ここがかつての町営温泉です。キャンプ前に入りに来たことがありました。中は泥流に埋もれていますが、当時のままの状態で残されています。
本来の国道の位置から泥流によって、この位置まで国道橋が流されてきました。自然の力には驚かされるばかりです。
この付近に町営住宅があったんですね。この写真に写っている部分は2階。反対に回るとちゃんと1階が分かるんですが・・・。
国道橋を別の角度から写しました。かつてキャンプ場を探してこの上を走ってきたんですね。将来にわたって噴火のすごさを伝えるため、このまま残していくそうです。
海側に向かって整備された町道を進むと、まだ山肌から噴煙と熱気が出ています。やはり生きた火山なんですね。
ひさびさに国道5号線を南下して、新しくなった五稜郭タワーにやってきました。右下が昔のタワーです。因みに料金は840円。コンパニオンのお姉さんが綺麗でした(笑)
新しいタワーは前よりもかなり高くなっているので、展望も最高です。こっちは函館山ですね。この函館でもまだ寒かったため、桜はまだでした。
戊辰戦争の場所柄、やはりこの土方歳三が鎮座していました。この戊辰戦争で亡くなったとされていますが、実際どこで戦死したのかはわからないそうです。
五稜郭タワーを降りてくると、おっ、ハンバーガーチェーンのラッキーピエロがあるじゃない!おやつ代わりに行ってみよう!
函館のあちこちにあるラッキーピエロ。お弁当やピザなんかも売っているとは知らなかった。さて何を頼もうかな?ザ・フトッチョバーガーもいいなぁ。
悩みましたが、スタンダードにチャイニーズチキンバーガーを注文。中華風に味付けしたチキンをはさんだバーガーです。美味!
フライドチキンも頼んでみたら、味付けは一緒だった。これは残念。そういえば最近、佐世保バーガーを初め、個性のあるハンバーガー屋が増えてきたかな?
店内はこんな感じです。店によって内装も随分違うとか。やっぱり中高生なんかが多い雰囲気でしたけど、気軽に行けるお店ですね。
せっかくだからと函館朝市にも行ってみることに。こちらも以前に比べて駅前側が整備されて綺麗になっていました。こんなの無かったよ。
さすがに18時を回ると店なんて開いていません。まあ朝早いもんなあ。ついでに雨も降ってきた・・・。うーん、どうしようか。青森でキャンプの予定だったんだけど。
20時過ぎ出航のフェリーで青森に渡ることに。とりあえず青森でどこかに転がり込むか。フェリーにはバイクは1台のみ。車もほとんどいませんでした。
フェリーの売店を見ると、弁当がすべて半額になっていました。さすがに新鮮味は失われていましたが、500円という値段で買いました。今日の晩ご飯です。
青森まで4時間弱。乗客もまばらで、静かな時間が流れていきます。一人静かに晩飯。北海道に名残を残しながら。
船の上からホテルが取れたので、ゆっくり休みながらすごします。ようやく青森の街の明かりが見えてきました。
明けて5月1日0時過ぎ。青森に到着です。こんな時間の港もまた雰囲気があっていいなぁ。やはりこちらも雨でした。
ホテルの部屋から見える、怪しいお店(笑)。夜更けにポン引きのおっちゃんとお客がやりとしているのが聞こえてきたのが大笑いでした。青森の夜は更けていく〜

倉庫トップに戻る

目次に戻る

UNLIMITEDトップに戻る

inserted by FC2 system