長野餘部ツーリングひとコマ(前編)


実を言いますと、某雑誌の通信員キャンプに向かうべく、長野に出発したんですが・・・。ライトのバルブ切れ
というトラブルで当日中に到着できないというとほほがありました。

今回もできるだけ下道で距離を稼ごうと早朝に出発しましたが・・・。途中で高速道路に入っていればよかったなと反省する次第です。
まずは奈良から信楽を抜けて琵琶湖方面に。その途中でこんなにきれいに銀杏が色づいた家がありました。思わずバイクを止めてパチリ。
信楽を抜けて国道307号線を進んでいくと、こんな風に一面コスモスの花が咲いているところが。結構広い面積で咲いているので壮観ですよ。
別の角度から。たまたま通りかかった車も止まって写真を撮っていました。これだけの規模ではなかなかみないもんね。
ふと走行中に地図を見て、多賀大社があることを思い出しました。ちょっとだけと思い、寄ってみることにしました。
結構有名な神社ですが、門前は思っていたよりもずっと簡素な感じでした。まだ8時ごろだったにもかかわらず、お土産茶屋が既に開いていました。
真ん中の橋を渡ってももちろん問題ないのですが、なんとなく回ってみたりして・・・。うっかりしたら、足をくじきそうだなあ・・・。
本殿は建て直しを行ったようで、とてもきれいな建物でした。ちょうどこのときは11月始めの土曜日。七五三でおまいりに来る家族が結構見受けられました。
お参りを済ませてふと後ろを見ると、こんなお店が。おおおっ、食べてみようかと思ったらまだ営業前。残念ながら今回はパスです。
門前前のお店に入ると、どうやら寿命そばと糸きり餅が名物のよう。なんと写真の糸きり餅は100円!普通ならもっとすると思うのにびっくりでした!
この細長い餅を糸で切るので糸きり餅なのかな?それともこのピンクと青の線が糸を表しているのかな?
さて関が原から高速を使い、途中東海北陸道を降りて旧今井家の水琴窟の見学にやってきました。ツーリングマップルにも出ていなかったんですが、ここも古い町並みが残る地域なんですね。
バイクで入っていくのもどうかと思い、それ程大きくはなさそうなので歩いてみることに。以前に九州で見た日田の町並みと感じはよく似ています。この時11時くらいだったと思いますが、それ程人は多くなかったです。
これが旧今井家の玄関前です。この今井家は和紙問屋を営んでいたそうです。後で分かったのですが、この美濃のあたりは和紙で栄えたそうで、周りの家もその名残だそうです。
中に入るとこんな風に「番頭さん!」と言いたくなるような部屋があります。キセルをふかして座っていたり、手前の火鉢に手をかざしていたりってしていたんでしょうか?
結構あちこち見るところがあって、蔵の方なんかにも入っていけます。やっぱり豪邸だったんだなあと感じました。
いかにも日本むかし話のようなかまどでしょ。たぶん江戸時代のものそのままではないのでしょうけど、雰囲気抜群です。
番頭さんがいる帳場から奥の座敷や部屋はこんな風になっています。このHPには写真が上がっていませんが、2階もありますよ。そこへ上がる階段が狭くて大変でした。
これが座敷横にある庭に設置されている水琴窟です。といっても土に埋めてあるので外観は分かりませんけど。柄杓で水をすくって水を流すと、しばらくして水の響く音が聞こえてきます・・・。
庭の前景を映すとこんな感じです。結構置くまであるんですが、でも思っていたよりも狭い印象でした。
水琴窟はこんな風にかめを反対に向けて穴を開け、そこを伝う水が穴の下に置いた受け皿にたまった水に落ちて、それにより音が反響して聞こえてくるもの。土の中ではこんな風になっています。
せっかくなので卯建の町並みをうろうろすることに。このウナギ屋さん、おじいちゃんがウナギを裁いて焼いていたので、後で寄ってみる事に。
さりげなくこんなものが置かれています。馬をつないでおく石と書かれていますが、実際はどうなんでしょ?なんかつなぐには中途半端なような・・・。
実を言いますと、最初卯建の意味がよく分からなくて、こういう町並みのことを言うのかとちょっと勘違いしていたところがありました。
で、これがいわゆる卯建です。隣の家との境にこんな風に立派なかわらを上げることだそうです。これをされると隣の家は卯建が上げられない→卯建が上がらない、と言うことであの諺になったそうで・・・。
ちょっと拡大してみました。これなどは普通の方で、もっと立派なものもあったと思います。
さて一回りしてきたので、お昼はこのウナギにしましょう。地場のものですか?と伺ったところ、九州宮崎からのものとの事でした。
おじいさんが奥でウナギをさばき、店先の炭が置かれているところでウナギを焼きます。そりゃいいにおいがするわな。横の鍋は肝吸いを温めているんですね。
はいっ。これが今日のお昼、ウナギ丼です。これで1000円くらいだったでしょうか。臭みがなくて食べやすいウナギでした。でもウナギの量がちょっと少ない・・・?
と思って食べ始めたら、中にもウナギが!いわゆるひつまぶしだったのでした!ハッキリ言ってカンドーしてしまいました。ちなみにこの食べ方って関西流なんだって。
美濃からは山を越える形でキャンプ場に向かいます。途中郡上八幡を通過。峠からこんな風に小さく城が見えました。
国道256号を東に向かうと和良という町があります。そこの該当にはこんな風に、イワナかな?山女かな?というモニュメント付の街灯がありました。
途中から県道に左折して岩屋ダム湖畔を走ります。ちょうどこんな風に見事な紅葉が続く道でした。
さてこの旅で5万キロを突破するだろうと思いつつ走っていたところ、ようやくその時がきました。カウントダウンしながら走りましたね。
と言うわけで、この度で5万キロを突破しました〜。おめでとうZX9R。ちなみに7年かかっての達成でした。
達成した場所は国道41号線の高架の途中でした。実は高架に上がらず県道に入らなければならないところ、間違って走ってたところでした。
国道41号から国道19号に向かうため、山道の県道を進んでいきます。先のダム湖同様、紅葉がすばらしかったです。ただ山道のため、予想以上に進むのに時間がかかってしまいました。
思った以上に進まず、結構あせっていたときでした。ふと視界が広がって見えたのがこの御岳の展望でした。おおーっ。
いきなりこの展望が見えたので、とても感動して立ち尽くしてしまいました。山のてっぺんだけ雪がかぶっているところといい、周りの紅葉といい、ひさびさに第1級の景色を見たと思いました。
ちなみに周りには何も人工物のものが見当たりません。思わず何枚も写真を撮ってしまうのでした。
出発する前に御岳をバックにバイク撮影。因みに御岳が正しくて御嶽山は誤りだと後で知りました・・・。
再出発すると道はどんどん御岳に向かっていきます。おいおい山に登るのか?と心配になってきました。ぐっと気温も下がってきて、ついにグリップヒーターを使うことに・・・。
さすがに標高があるので道の横の木が白樺などの種類になっています。因みにここで撮影したのは白樺を撮影したいと言うよりも・・・。
夕方になってきたにもかかわらず、前が明るくない?そう、ライトのバルブが切れているのを発見したからなんですね。走行には支障がないとは言え、暗くなってくるので大変困ったことに・・・。
結局国道19号まできて暗くなり、ついでに権兵衛峠が通行止めという状態のため、やむなくキャンプ場まで進むことを断念しました。これは翌朝の諏訪湖沿いの道路の写真です。
結局まだ明るい国道を走って諏訪まで来て、宿に転がり込みました。湖岸沿いには大きなホテルが多いですが、探せば小さい民宿もありますよ。
朝の散歩に湖沿いの土手に上がってみました。ちょうど信州はこの時が紅葉のピークだったようで、どこもきれいでしたね。
朝もやに浮かぶ諏訪の温泉ホテル郡を撮影。何だかよく分かりませんが(笑)。この後どうするか悩んだ挙句、まだいるのではと思い、キャンプ場に向かいました。
キャンプ場近くでりんごが栽培されているところを通過。おおっもう色づいている。思わず1個失敬したくなるような光景でした。もちろん取ったりはしてませんよ〜
ちょっと迷ってようやくキャンプ場到着したら、案の定まだいてくれました。これ、OUTRIDER通信員でのキャンプなんでした。
既に何人かは帰っていたようですが、多くはようやく撤収を始めようかと言ったところだったようです。日にち間違えたの?と桜井副編集長にからかわれたり(笑)
いろんな通信員の方と始めて話ができました。大阪の的場さんと横浜の岩城さんです。ちなみにK嬢も特別参加していて、遅い!と怒られました(笑)
キャンプも解散したので、K嬢とお昼ご飯に。K嬢お勧めのソースカツ丼を食べにやってきました。お店はここ、「ガロ」と言う喫茶店です。
雨が降ってきた中でようやく到着。カッパを脱いで待っていると、ようやく席が開いたとの事で移動。ほっと一息。
みなソースカツ丼を目当てにやってきています。奥で立っている人は席が空くのを待っているんですね。写真下の物体はストーブ。もう必要なんですね。
席についてからもちょっと待ちましたが、ようやくお目当てのカツ丼が・・・ってふたが閉まってねー!!何じゃこりゃっ!!
ひょえー!!壮観!!ご飯の上にキャベツを乗せ、更に揚げたてのやわらかいカツが4枚乗り、ソースがかかっているわけで。あああ〜ホンマうまかったっす〜。
「ガロ」でK嬢と分かれてこちらは下呂温泉にやってきました。途中から晴れてきたのでやったあと思っていたら、下呂近くからまた大雨に・・・。今日はここで宿を探すか・・・。
で、宿に入る前にやって来たのがこの公衆温泉。手前にあるのは無料の足湯です。日曜日の夜でしたが、さすが有名温泉地。結構人がいました。
温泉の後、駅近くに戻って民宿に飛び込みました。素泊まりでしたがそこで料理屋も営んでいるとの事で、面倒なのでそこで食事を取ることに。だるそうに携帯チェック中(笑)
今日の晩ご飯はきのこ鍋と刺身こんにゃくのヘルシーセットです。昼のカツ丼が効いていたのでこんな選択になりました。
むむー、フラッシュなしだと後で加工が必要なのね・・・。ちょっと色合いは変なのは手を入れたからです。はい。ところで飛騨の地ビールを初めて飲みましたが、地ビールって独特の味がする分、好みが分かれますね。
鍋はこんな感じ。ちょっと豚肉が入っている以外は、きのこやわかめなどの具材。でもいい出汁でうまかった。
ワタクシの場合、民宿でもホテルでも、古臭い方が好きです。高いよりも安い方が好きです。だからこんな雰囲気の宿で十分OKなんですね。
前編最後はこの自動販売機で!なんと500円玉が世に出る前の自動販売機でした。500円玉持っていって???となったよ!・・・まだあるんですねえ。

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