2003年九州・四国GWツーリングひとコマ(後編)

この後半の主な目的は山の城温泉を探すことだったんですけど・・・。あえなく失敗。その後の川辺川は、
最近いろいろと取りざたされているところですが、確かにすばらしい自然の場所です。むやみな
国土開発はやめてほしいなあ・・・。

えびの高原キャンプ場です。管理人さんと話をしたら、冬だと人が来ることが珍しいとか。動物がやってくるけれど、やっぱり退屈だそうです。
キャンプ場を出発して、最初に向かったのは山の城温泉というところ。川をせき止めて作る野天風呂をやってみようと思って出かけました。これはその途中で撮影した、霧島温泉郷付近のひとコマ。
こんな風に立ち込める硫黄のせいか、注意するように書かれている看板もこんな風になってます。
この先がどうやら山の城温泉のようですが・・・。立ち込める硫黄ガスのため、立ち入り禁止の看板が出ています。ちょっと右側の道を歩いて進んでみましたが、どうやら左側の道を進むのが正解のようです。
山の城温泉から引き返して、県道霧島公園線へ。ここは霧島神宮古宮址。もともとはここに神社はあったそう。噴火で大半を失われて、現在の場所へ移転したそうです。
それでも一部の神事はここで執り行われるそうで、このように神事を執り行う場所もあります。この鳥居は明治に建立されたものだそうで、思っていたより新しいものでした。
霧島からえびのスカイラインを抜けて、飫肥街道を熊本へ。人吉からは国道445号を川辺川を遡る形で進んでいきます。ダム建設でゆれる川辺川ですが、こんな如何にも日本の田舎の風景が残されています。
釣り人がいたのでアップで撮影してみたのですが、やっぱりはっきりとはしませんね・・・。
川辺川の上流にある五木村です。五木の子守唄で有名なところ。ここもダムができると沈んでしまう場所で、国道沿いに移転の住宅がたくさんできていました。
更に上流になると、川の名前は五木川になってよりのどかな風景に。ここにもかなり大きな吊り橋がありました。
以前に四国の四万十川沿いを走ったときもすばらしい風景でしたが、ここの川も非常によい風景です。ダム工事を行っているところはさすがに見れたものではありませんが。ダム工事も今後変更されそうな気配ですが・・・。
この国道445号を走る途中で見つけた滝です。ちょっと小休止がてら停止して撮影。水も飲めるようになっていたので飲んでみました。それからかなり暑くなっていたので顔を洗ったり。
滝を見上げるとこんな感じ。これでも全部は捕らえきれていないので、結構落差のある滝であるのがわかると思います。でも地図には出ていないんですよね。
反対車線側から撮影してみたところ。この滝の水は更に下に落ちて、五木川に合流します。この後工事業者のトラックがやってきて、この滝の水汲み作業をやっていました。
遅めの昼食を梅の木轟公園吊り橋前の茶屋でとりました。写真は山女定食です。値段はそこそこでした。なかなか豪華でしょ?見ればわかるとおり、山の幸ばかりの食事です。
この国道445号はいわゆる食堂の類がここぐらいしかないので、皆立ち寄っていきます。
梅の木轟公園吊り橋です。上の茶屋の写真のところから撮影しました。ワイヤーとコンクリートでできた釣り橋は今回が初めてです。結構距離も高さもありました。
つり橋を渡ってしばらく下って上がってと歩いてゆくと、このような滝が現れます。これは昇竜滝といわれています。暑いさなかだったので滝の水しぶきは気持ちよかった。
昇竜滝の更にすぐ先にあるのが梅の木轟。轟とはこの辺で滝のことを指します。昔は釣り橋がないので、一旦川辺に下りた後またここまで上ってくるというかなり大変な思いをしないとこの滝をみることができなかったとか。
R445号を抜けて通潤橋を経由し、阿蘇までやってきました。阿蘇では高森温泉に入って汗を流した後、今日の宿泊先の阿蘇ユースホステルを目指して走ります。
ここは国道265号線の箱石峠付近。ちょうど夕方の日が落ちる時間帯にここに差し掛かりました。この国道は比較的観光道路っぽくないので、夕方のこの時間にいくと車通りも少ないです。
フラッシュをたかなかったので、ちょっとまだ光線が強くて暗い感じがしますね。上の写真のちょっと右手を撮影しています。
なかなかにいい風景ですねえ。北海道で言うなら知床横断道路のような雰囲気ですね。あと別府から由布院に下ってくる日田往還の感じにも似ています。こういうダイナミックなところはバイクで走っていてたまらないですねえ。
今回のユースホステルは食事なし。なのでユースに入る前に食堂に寄って頼んだのがこれ。鶏肉がお勧めの店のようでしたので、モモ肉のから揚げを頼んだらこのボリューム!あ、ご飯は大盛りで頼んだんですけどね。
場所はここ。丸福という店です。国道57号線沿いにあり、JR宮地駅と阿蘇駅の間にあります。比較的遅くまで店は開いているようですので、この辺りで食事を取る際は探してみてください。
翌日は雨の中阿蘇山へ行きましたが、ちっとも周りが見えず、引き換えして大分へ。途中で中津江村へ行ってカメルーン定食かエムボマうどん食べようかと思っていたのですが・・・。時間が足りずによることはできず。これはフェリーから九州を捉えたところ。
国道九四フェリーは1時間に1本動いているので便利です。5月の連休だと積み残しが出るくらい混雑しますが、この日バイクは10台ほどでした。70分の航海はカップラーメン食べた後はずっと到着まで寝て過ごしました。四国に上陸して港で撮影。
四国に上陸して、この日はライダーズイン雲の上に宿泊。高知県は北海道のようにバイク乗りの為の宿泊施設を作ってくれました。ちゃんとしたベッドで止まれて4000円しません。お湯や電子レンジなんかはこのセンターハウスにあります。
泊るところはこんな感じ。中にはベッドとシャワールームがあります。このすぐ近くには温泉もありました。ところでこの日、スパゲティー作ろうとしたら、ガソリンコンロが故障!この日は緊急用のアルファ米とサラダの夕食になってしまった。
さて最終日ですが、この日の目的は四国カルストに向かうこと。去年は雨でなんだかわからなかったのですが、今年はきれいに晴れました。四国カルストは山の上にあるのですが、気がつけばこんなところまで来ています。
昨日泊ったところはさほどの高所ではなかったのですが、ここにくればなるほど確かに雲の上って感じですね。四国カルストまではよく整備された林道を利用してやってきました。
今回は去年のルートを逆に走る形で四国カルストにやってきましたが、うーん、こんなんだったかなあと思う次第。去年はろくに風景を見渡してなかったからなあ。
ハイライトの少し手前です。なんか、周りは草と岩と空しかないって感じです。この左側はすーっと傾斜になっていて、見晴らしはすごくいいのが不思議な感じがします。
この辺りが一番いい風景になっていたかな?山のてっぺんが全部岩と草だけで、おかげで展望がきれいに開けています。うーん、来てよかった。
なんだかよくわからない構図で写真撮ってますね。実を言うと、この四国カルスト来たときは結構感動してあちこち向いて写真とってたんですね。
こういったとこでは観光以外の産業なんてといつも思うのですが、このような草地では必ずといっていいほど酪農経営がされていて、牛なんかが放牧されています。牛舎もありました。でも冬場なんかはどうするんでしょうね?
レストハウスがあるところまで行って、そこからバイクで来た方向を撮影。ここから見ると、普通の草原か牧草地って感じがしますね。四国でこれだけ視野が開ける場所ってそうないんじゃないかなあ。
レストハウス前にある駐車場にて。まだこの時は午前10時過ぎくらいだったかな?後ろにもバイクは写っていますが、結構バイクは少なかったですね。
なかなかの風景ですが、別のライダーから秋吉台の広さにはかなわないなあという話を聞きました。うーん、こっちは山のてっぺんだし、広さで言ったらそうかもなあ。ところで、九州にも九州カルストがあるってききましたけど、どの辺りなんだろう?
四国カルストを降りたらいよいよ帰宅のための走行へ。といっても途中から国道439号線を走破しよう!なんて。その途中で見つけた造り酒屋です。見学ができるので中を見せてもらいました。道の駅の近くですので見つけたらぜひどうぞ!
これも国道439号線から見た風景です。走っていて、なにやら川の反対側に動くものが見えたのですが、何だかわかります?
これが限界だったんですが、牛が放牧されていたんですね。ちょっとこんな雰囲気は四国という感じがしませんね。九州もしくは北海道的な風景でした。
国道439号は国道32号線を越えた東側はかなり厳しい峠道。途中でこっちに入ったことに心底後悔した限り。でもこの京柱峠まで来るとこの展望を見て、来てよかったと思うのだからゲンキンなものだなあ。
ほんとに山の中!そんな風景です。この後山を下っていったら峠道の上に整備が悪くて非常に走りにくい!仕方なく国道32号から徳島自動車道を目指すことにしました。
その途中にかずら橋がかかっていることがわかったのでそっちに行って見たら、思いっきり観光地でした。協力金500円は高いかー安いかー。もっともこのかずら橋って、いくつかあるようですね。
こうやって下を見ると、そう高いわけではないですけど、それであるがゆえに川がよく見えて怖いですねえ。足踏み抜いたらとか、このデジカメ落としたらどうしようとか。
少し西側にはこのようにかずら橋を見ることができる、普通の橋もあります。こうやって見ると、結構大きな橋であるんだなあ。
この後は、徳島港へ向けてしゅっぱーつ。

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