2003年北海道ツーリングひとコマ(後編)

後半は呼人浦キャンプ場から。この旅の目的は後半の最終日に集約されていたような(笑)。
でも今回も充実した旅だったなあと思います。多少ながら、写真の構図を意識した方がいいなあ
と感じた旅でもありました。それにしても、ドラゴンウォーターは凄かった!
呼人浦キャンプ場の朝です。カヌーツアーの方から、あの辺に鷲がいるよと言われて撮ったものの、ぜんぜんどこにいるのかわかりませんでした。朝からカヌーが行きかうのんびりした雰囲気の場所です。
武田氏とのキャンプはこんな感じで、すぐ近くにテント張っていろいろ話をしました。雨が降ってきたので、テントに立てかけている、武田氏所有のマットを屋根代わりにしたりして。
お互いに記念撮影実施。武田氏のデジカメは同じオリンパスのリモコンがついてるやつでした。やっぱりリモコンあると便利だなあ。一人で取材に行くので、このような機器が必要だそうです。なるほど。
この日の呼人浦キャンプ場は、それほどではなかった様ですが、結構なテントの数でした。これで無料だし、きれいなキャンプ場なのだからありがたいものだ。
武田氏は知床方面へ。私は能取岬へと進みます。何だか随分久しぶりにここにやってきました。よく考えたら、前のRF900に乗っていたときに来て以来なので、5年ぶりでした。
ここは市営の牧場があるのですが、牛も馬も一緒くたになって放牧されてます。普通はどちらか一方なのが当たり前なので、ちょっと珍しいかも。結構遠くの方にいたので、ズームにしてもこんな感じにしかなりませんでした。
なに踏ん張ってるのかと言うと、ジャンプしたところでうまくシャッターが切れるようにといろいろがんばったんですが、結局うまくいかず。着地した場面ばっか撮れてしまった。この後いまだに5年前のダートが舗装されていない道を進んでいきます。
能取岬から能取湖を回るところで晴れてきました。途中のパーキングでカッパを脱いでから撮影。この湖の湖岸はこんな風に赤っぽいところが結構多く見られます。何かの植物なのかな?
駐車場側から撮影。上の写真は下の自転車道まで降りて撮影したもの。この自転車道は、もともとJRの廃線跡です。それにしても、呼人浦では雨で、こっちでは随分前に雨が上がってたなんて・・・。やっぱ雨男なのか?
天気が良くなったこともあり、サロマ湖の方にも寄ってみました。ワッカ原生花園のところから撮影。ちなみにセンターハウスの裏っ側の方がきれいだったんで、そっちを撮影してます。
ちょうど休憩してたら馬運車がやってきて、観光用の馬車の馬が降りてきました。馬車とつないで出番を待っているところです。おとなしい馬でした。
サロマ湖からは帯広に下っていくことに。その途中で中湧別に寄ってみました。今は道の駅になっている場所が、昔のJRの中湧別駅です。一部の駅の施設が残されています。
この車掌車の中に、いろいろな鉄道グッズなんかが置かれていました。展示してある様子なのですが、扉は鍵が掛かってあいていませんでした。うーん残念。見てみたかった。
この道の駅には温泉がわいているので、この近くでキャンプするならひと風呂浴びることも可能ですね。漫画美術館も併設されている様子。ちなみにこの時はらとも嬢は能取岬にいて、結構ニアミスしておりました。あらら。
中湧別を出発したら、またもや雨。あわててカッパ着て三国峠に着いたら晴れ。いったいどうなっとるんやー!北海道の天気はホントに変わりやすい。
三脚出して記念撮影。この後下から自転車で上がってきた女の子にどのくらいで上がってくるか聞いたら、1時間半くらいで上がって来れますとのこと。それほどは坂はきつくないって言ってたけど・・・。なまくらな足では絶対無理ですね。
三国峠パーキングを少し下ったところから撮影。雑誌で見た景色と同じカットですが、自分で撮るとなると、マネでもよく撮れた!と言う感じ。しかし本当に道路以外は原生林なので、すごい風景だわ。
三国峠から上士幌に抜ける国道の途中にこのような白樺の並木の部分があります。いい景色なので一枚撮影。ところがこの後またとんでもない集中豪雨にあってカッパを着る羽目に。道路が川みたくなってたもんな。
やっとの思いで帯広に着いたのが15時過ぎ。カッパを脱いで30分ほど並んでやっとぱんちょうの豚丼にありつきました。ありがたや。8年目にして本家の豚丼を食すことになりました。うまかった。このあと会社の先輩がいる富良野に向かって爆走!
富良野に18時20分ごろ到着し、先輩とその友人2名様を唯我独尊にご案内。わんぱく小僧青木さんは、1kgのカレーを食されました。思わずその量に圧倒されます。
この日の宿泊は、先輩が泊っている場所の横にあるキャンプ場、「山部自然公園太陽の里ゆうふれキャンプ場」です。ファミリーが多かったですが、きれいなキャンプ場でした。これは翌朝撮ったキャンプ場横の川です。
この日は朝から晴れたので、ようやくテントを干すことができました。でもいつも思うんだけど、こうやって干してる人ってそうたくさんいないのね。やっぱツーリングライダーくらい?でもライダーでも少ないもんな。
キャンプ場を出発してから、お土産を買いに国道沿いの露店へ。以前にも寄った、高橋商店でメロンを購入。ここでおばちゃんから湯でとうきびを一本もらいました。ありがとう。でも朝食取ったばっかなので、ザックにつめて、後のおやつにしようかな?
今まで富良野は通過地点だったんですが、せっかくなので十勝岳温泉の方に上がってみました。あの谷筋に見える白いものはもしや残雪なのかな?
ちょっと暗くなってしまいましたが、十勝岳温泉の看板撮影。道内最高所の露天風呂があって、これ目当てで来る人が大勢います。ちょっと入ろうか迷った末、まだ走り始めてすぐだったので、今回はやめておきました。また次回。それにしても今回はうまいこと休憩中に仕事の確認の電話が掛かってきたなあ。
十勝岳温泉まで上がっていく坂道はえらい急だなと思っていたら、14%の道路標示が!そらキツイわ。よくチャリダーが上がってこれたなと思う次第。この後「北の国から」でもでた吹上露天の湯を見に行きました。混浴水着着用のはずなのに、おっちゃんら普通に入ってるゾウ。
吹上露天から展岳台に。十勝岳を望む展望台です。でも最初に目に付いたのは、山ではなくて、麓の方に見えた、広大な牧場でした。ただこの後下りて行ったんですが、どこにあるのかわからなかった。
山の方はこんな感じです。この日も雲が出ていたので見晴らしは余りよくなかったです。さほど観光客は多くなかったなあ。昔行った旭岳のほうが人が多かったと思います。
ここでも三脚引っ張り出して記念撮影。ここも大雪山国立公園の一角で、ここを上って黒岳の方面へ縦走することができます。
反対側を向いてもう一枚撮影。麓側は富良野の町並みが写る感じになります。ただ撮影した場所は角度が無いので町並みが入るといった感じには写りませんでしたね。
十勝岳から下ってきて白樺の林を抜けると北美瑛の駅があります。列車があまりこないからできる写真ですね。でも三脚立てるのに結構苦労したんですよ。ここは。
ちょうど天気になって、撮影にもってこいの風景です。これもどっかの雑誌に出ていた駅だと思うけど、同じように記念撮影しました。お気に入りの一枚になりました。列車が来たのを写してもよかったかな。
この日は昼食を取るに取れず、気に入らない店ばっかだったので、朝もらった湯でとうきびをお昼に。甘くてうまかった。あまりとうきびって食べないんだけど、腹も減っててうまかったよ!この後層雲峡で温泉浸かってから、はらとも嬢と落ち合うために富良野へ舞い戻りました。
もっともはらとも嬢は夕張に向かっていたので雨の中追いかけるかどうか悩み、夕張のキャンプ場にたどり着いたら20時過ぎでした。ちょっととげとげしくなっちゃって、ごめんねはらとも嬢。温泉入って食事して、その後ちょっとはらとも嬢と話をしたりして。これは朝の写真。赤とんぼが普通に飛んでます。
はらとも嬢と記念さつえーい!って、朝の6時20分です。いま。二人してなにやってんだか。去年の秋以来ですが、相変わらずの元気娘です。はらとも嬢はこの日が最終日なのでとにかく少しでも多く走るため、早出となった次第。
去年エンジンいかれて心臓移植したXRことぢゃじゃまるくん。相変わらずの大量積載状態ですね。毎年はらとも嬢のキャンプグッズは進化している様子で、今年はミニラップ持参。おにぎり包んでました。お茶も自分で沸かしたものを積んでます。なるほど。
ここがキャンプした、石炭の歴史村ファミリーキャンプ場。昨日の夜はお祭りで、花火が上がってました。あまりの数のキャンパーに夜うるさいかなっとおもってたら、テント張った辺りは皆静かに過ごしていて、ラッキーでした。
こちらも最終日前日、明日ドラゴンウォーターを汲むためには今日移動しないとしんどいので早速出発。途中でみた道道にあるしらかば並木。ただこっち側しかないので、ちょっと残念。この後はあまり車通りの無い道道を走って日本海側に出た次第。
日本海側に出てからは、札幌に忘れ物取りに行って、小樽で昼食。3年ぶりくらいでやってきました、魚真さん。相変わらずうまかったでちゅ。なんて、撮影するの忘れてて2,3種食べてからあわてて写真に収めたのでした。
小樽の下町側は旧手稲線が残っていますが、そこもこんな風に整備されていました。これも観光地ならではなんでしょうが、ちょっと昔のうらびれた感じのほうがよかったと思います。
今回の旅で、寄ってみたかったのがここ余市のニッカウィスキー工場。見学施設があります。来てみると、何とスズメバチがいるので半分閉鎖中という状態!裏側から入場しました。
敷地内にはこんな風に樽があったり。樽の作り方の案内を見たりして、バーで聞いていた話が出ていたのが感動でした。
この工場の見学施設にある、博物館的な建物の中にこのような昔のCMや広告で使ったものが展示されてます。いくつかは見たことあるなあ。ウィスキー好きだとゆっくり見たら1日潰せるかもしれません。
こんな風に、蒸留に使う機器の展示があります。ここで頼まれていた、ウィスキーの原酒を3種類買って行きました。後日店で飲んでみたら、結構同じ原酒でも年数違うと味が違うもんだなあと思いました。
ニッカウィスキーの工場の横が、余市の道の駅です。そこに宇宙飛行士の毛利さんを記念しての、余市宇宙記念館があります。ちょっと高かったので、中には入らず。外から見たのみです。
ここで何か飲みたいなぁと自販機を見たら、おおっメッツのガラナが!思わず購入してしまいしました。北海道のみに売っているものって結構あるんですよねー。ビールしかり。お菓子しかり。毎年こっちに来るとキャンプで飲むビールは黒ラベルか北海道生のどっちかに統一する私です。
余市を出てからは、明日のドラゴンウォーターを汲みに行くのに近いキャンプ場へ向けて出発。セタカムイライン(国道229号線)から見た、カムイ岬です。
こちらはカムイ岬を越えてから、西側から撮影したカムイ岬。なんかこうやって国道側から撮影できると、ちょっと価値が半減ですね。それにしても、やっぱり夕方だとなぎさ食堂はやってないか・・・。うに丼があ・・・。
この日の夕方は、この旅の間で一番と言うほど晴れてくれて、いい夕焼けに。道路もほとんど車が走っていないので、あちこちで止めては撮影しちゃいました。
いい感じで日が沈んでいくので、ここを逃すかと三脚立てて撮影。光の通り道が海にできた瞬間です。
この写真、ほんとは自分とバイクの間に日の光が写る様にしようとしたんですけどね。ちょっとバイクに寄り過ぎてしまいました。
なんかナルシストっぽい写真になりましたねー。狙って撮影したんですが(笑)、自分が少しぼやけてしまいました。フラッシュ使ったほうがよかったのかな?
この日は神恵内青少年旅行村でキャンプ。ここもファミリーキャンパーが多くて場所探しに苦労しました。500円なのですが、高いと感じるのが北海道。これは998温泉からの帰りに撮影した、夜の海の様子。イカ釣り漁船がでているんですね。
上の写真を撮影した場所で、自分のバイクを入れて撮影。この写真はフラッシュを入れたもの。
こちらはフラッシュ無しのもの。ちょうどオレンジ色の外灯があるので、こんな感じに写ります。なるほど、こういう写し方もあるのか。
今回の旅もこの日が最後の夜。残っている食材使って豪勢に!とは行きませんが、あるもの使って荷物減らし。ハヤシライス用のソースはちとスパゲティーにはしょっぱかった。フリーズドライのほうれん草おひたしはお湯入れすぎてぐずぐずに。適当はいけません。
キャンプ場の朝。この日もよく晴れました。この場所はキャンプ場でも一番奥のほう。手前側は18時ごろついたときは既に一杯でした。
この日の目的はドラゴンウォーターを汲み、羊蹄山の水を汲んで帰ること。雷電国道をひた走ります。いい天気ですねえ。寿都湾を眺めつつ走ります。
途中の弁慶岬で弁慶さんと記念撮影?なんて。弁慶の伝説は日本の各地に残されているようで、あちこちに弁慶岬はあるそうです。
ひた走って、ようやく着きました。全く観光地化されていない、とある林道のところを少し入った場所にありました。よくこんなところを見つけたなと感心するばかり。
これです。ここから炭酸水が湧き出ています。見た目には特にそうは思わないんですけどね。1口口に入れてみたら、わーまずい!!しかし確かに炭酸水!コップに泡がつく!ぴちぴちする!
はい、ここで実験実験。買ってきたレモンと砂糖を用意します。それから汲んできたドラゴンウォーターに入れてかき混ぜまーす。そしたらも一度飲んでみましょう。あらフシギ、サイダーの出来上がり!
・・・ホントかと思ってやってみたら、ホントだった!!味は市販品には劣るけど。
そんなアホな実験をやってから、羊蹄山の水を汲みにニセコ方面に向かいます。途中で昼になったので昼食を。もちろんうに丼!国道沿いのちょっと寂れた食堂に入りましたが、この昆布とその隣の粘りのある海草がすごくうまかった!味噌汁もうまかった。うにもうまかった。つまり全部うまかった!
お店はここ。岬という食堂で、この下は民宿としても運営している様子。昼だからか、特に宿泊客はいない様子でしたが。たしか、弁慶岬を越えて、寿都の町に入るまでにあったと思います。
結構時間が迫ってきて、あせりながらの走行中。その割にはニセコパノラマラインを走っております。奥ニセコ渓谷側から上がって、道道66号線を走行しているときに、岩内の町が見えました。ちょっとガスが出ていて見えにくいですが。
ニセコなんかは随分昔から観光地として栄えてきたところだと思いますが、自然は豊富です。こんな風な景色に出会うことができます。
ニセコパノラマラインを降りて、羊蹄山の湧水のある観光農園へ。前は早朝に来たので人はほとんどいなかったのですが、この日は昼も過ぎたいい時間だったので、順番待ちができるほどの混雑振り。皆ポリタンク持参で汲んでいきます。水筒と小さいペットボトルの私に前のおじさんが譲ってくれました。どうもありがとう。
後は苫小牧に行ってバイクを積み込むのみ。さびしい気持ちで走っていると空にパラグライダーが。尻別岳から飛び立っている様子です。ちなみにこの付近は道沿いにゆりの花が植えられていて、結構それが長く続いているので見ごたえがあります。
ちょっと小さいかなあ。手前に飛んできたパラグライダーを撮影したんですけど。上から見たらまた格別なんでしょうねえ。この後は苫小牧の町へ向けて、ひた走りました。途中の道道86号はすごい霧で、またすごく寒かった。山ひとつ超えると天気は変わるのがすごい。
無事日通に到着してバイクを預け、なかなかつかまらないタクシーにやきもきしましたが、飛行機に間に合う電車に乗れました。寒さ対策のため、ドアには開閉用のボタンがついてます。さすが北海道ですね。
来年はインクラの滝を見に行きたいなあ。最近はもっぱらここが出発到着地点ですね。
また来年北海道でお会いしましょう!

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