2002年北海道ツーリングひとコマ(前編)

今回は写真が多くなったので、前編と後編に分けてみました。それでは前編行ってみましょう!

最近はもっぱら飛行機にバイクを載せるスカイツーリングを利用していましたが、今回は日通が今年から始めた、貨物船でバイクを輸送し、自分は飛行機で北海道に入るプランを利用しました。んで、これはラピートから写した夕方の関西空港。仕事してたので着いたのが出発30分前。時間ぎりぎりです。
初日は夕方飛行機で関空をたって、夜に千歳入り。毎年思うがこの気温差はなんだ!というくらいに寒く感じました。これは翌日の札幌駅の写真。函館行きのスーパー北斗。バイク引き取りに苫小牧まで行かなくてはなりません。でもちょっと時間間違えて、早く駅に着きすぎてたんだけど。
特急に乗ると、苫小牧まではおよそ40分ばかりで到着。朝早かったから、もっと列車に乗ってのんびりしたいと思うころに到着してしまいます。結構ここで降りた人が多かった。で、ここからバスに乗って日通の事務所へ行くのですが、その待ち時間でとりました。苫小牧ってホッキ貝が有名なのかー。本州では見ない貝ですけど、すしねたにしたり、普通に家の食卓に上がる貝です。味もなかなかいけます。
バスがつくと大勢の人が駅で降りていきました。その後バスの中で一枚。終点まで乗っていくのですが、最後まで乗っていたのは自分ひとりでした。久しぶりに路線バスで長距離を乗った感じでした。
バイクの方は、引取りに行く前日には陸揚げされていたので、同じ船便で送った人は、昨日来たそうで、最後でした。飛行機のときと同じように、コンテナに固定されて運ばれてきました。
フォークリフトで荷台を引っ張り出しているところ。この後バイクを固定しているロープを解いて、キズのチェックをします。それから、フォークリフトの支えの部分にバイクを慎重に乗せて、ゆっくりと地面に下ろす作業を、自分を含めて日通の人と3人でワーワーやりながら行いました。
ようやく荷物を整えてさあ出発!椎名誠のエッセイで読んだ、インクラの滝を見に行こうとしたら雨。カッパ着て進んだものの、途中から砂利ダートに。ここから10キロも砂利ダート走らないといけないので途中断念しました。くそっ。ちょっとガード下で休憩中。
休憩後、そのまま静内にある二十間道路へ向けてバイクを走らせると、とりあえず雨は上がりました。ここは昼食と休憩がてら立ち寄った道の駅。静内は競走馬とレコードを町の名物にしています。
北海道のほかの地域だとまず牛が目に付きますが、ここは馬ばっかり。二十間道路に向かう途中で、馬の親子がのんびり草を食んでいました。
ここも二十間道路手前で撮影。この付近はオグリキャップとか有名な馬があっちこっちにいます。でもナリタブライアンは見に行く前に死んでしまったのが残念・・・。何れは八木牧場の、馬の川渡りを見に行きたいもの。
ここが二十間道路、道の両側にはずうっと桜が植わっています。直線距離にして10キロ以上の長さがあります。でも車では途中までしか走れないようでした。春の桜が満開のころは、花見客で大渋滞するそうな。でも桜で圧巻の景色でしょうね。
ここから今日のキャンプ地帯広を目指して走り出しました。その途中の登り道で牧場と二十間道路側を撮影。あっちこっちに馬の影が見えました。この後日高を抜けて日勝峠手前までは曇りだったのに・・・。峠越えたら完全な霧雨でした。さてどうしようか?
今日のキャンプはあきらめて宿を探そうとしていたところに友人浜田さんから電話。大正のカニの家(ライダーハウス)にいるのでこないかと。早速そっちにバイクを走らせて今日の宿を確保。そこの主が作ってくれた鍋をご馳走になりました。
ちょうど着いた頃に鍋の第1弾が完成したところで、先に宿に入っていた人が食事に入りました。その後の第2弾から食事にありつけた次第。今日は雨だったこともあって、結構込み合ってます。
食べているところを撮影してもらいました。中身は鮭とジャガイモと大根とにんじんと。なんと食事代は90円でした。ありがたい話だ。こういうのはライダーハウスならでは。この後かたずけじゃんけんで負けて食器洗い、ごみ整理などやった次第。
泊まっているもの全員による争奪戦開始!なんと近所に住んでいる方がアイスクリームと枝豆を差し入れてくれたのです。取り合えずタッパー1つ分しかないので、それぞれの食器に取り分けているところですね。
その差し入れしてくれた人と記念撮影。なんと紹介用の名刺まで配ってくれました。写真の一番下の列の真ん中の方が、差し入れしてくれた藤田さん。豆まめクラブ会員だそうです。ちなみにマージャン暦40年以上!(^^)実は到着前に既にジャガイモの差し入れをしてくれていたんだとか。どうもありがとうございました。
翌朝とまったところを撮影。ここが昨年にできた、大正カニの家。カニといっても食べるかにではありませんので念のため。昨年できたばっかなので地図にも載っていません。旧大正駅の横にあったりします。最初はまさかこれがライダーハウスとは思わなかったぞ。女性部屋もきちんと用意されていて使いやすいです。
前の駐車場。結構な台数のバイクが止まっていて壮観です。結構大きな公園のようになっています。ここは使えるのが旅行者のみという徹底ぶり。近所の人が会合をするのにも使うことができないほど。随分と旅行者を手厚くもてなしてくれます。
昨日の夜は外のバーベキューハウスで炭に火をつけて話をしていたら(用意がいいやつがいるもんだ)、近所の肉屋さんがやってきて、一緒に話をしました。行政に掛け合って、このログを作ってくれたそう。もったいないくらいいい施設で頭が下がります。またここを通ったら泊まってみよう。
さあ出発しようかって時に、またもや藤田さん登場!なんと取れたてのトマトを差し入れしてくれました。朝食代わりに一つがぶり!意外にも野菜の臭みのない、食べやすいトマトでした。何から何まで、お世話になります。あっ、ちゃっかり後ろでポーズ取ってるやつがいますね。
この日はナイタイ高原牧場を目指してまっすぐ北へ。途中上士幌手前で道道に入ったところで撮影してみました。手前側は既に何かを収穫した後のようです。なかなかにいい写真になりました。
ちょっと望遠で撮影してみました。どちらも甲乙つけがたい感じです。今回はきれいに晴れた日が少なかった。大正であった肉屋さんの話でも、今年は異常な天気で、ずっとストーブがいるといってました。
去年もこのナイタイ高原牧場には来たのですが、そのときは天気が悪くて、霧が発生していたのでこの辺りで引きかれざるを得ませんでしたが、今年はきれいに晴れてくれました。いかにも高原の中の一本道です。
展望の駐車場から十勝平野を撮りました。下の写真と並べても撮りきれない広さがあります。こうやって見ると広い平野なんだなあというのが一目瞭然でわかりますね。
この芝生みたいな?ところはぜーんぶ牧場です。よーくみると(この写真ではわかりませんが)牛があっちこっちに点在しています。いったいどうやって牛舎に戻すんだろう?
駐車場の横に売店があるのですが、そこでソフトクリーム買って食べてたら、なにやら牛が集まってきました。なんだなんだ!いったいどーしたのだ?
ちょうど展望台?の横のところが牛の水場みたいなものがあって、そっちに集まってきているところでした。でも水みたいなものは特に見当たらなくて、結局なんだかわからずじまい。じきに牛たちも別の場所へ移動していきました。
ナイタイ高原牧場で買ったソフトクリーム。ここでは100円から300円までのソフトがあって、これは200円のもの。けっこうでかい。大正のライダーハウスで300円のやつはでかいと何かに書いてあったけど、どうやらその通りのようです。結構濃厚な味がしてうまかった。
駐車場側から十勝平野を望むところにこのような碑?がたっています。ここで記念撮影をする人も多かった。こっちはうっかり三脚を箱の中にしまっていたので取り出せなかった。こっちでは蜂が多くて、バイクに群がっていました。隣のバイクの人は、ソフト買っても取ってきたら、タンクバックに蜂が群がっててあわててました。
今回は道東メインで・・・と考えていたけれど、結局浮気して北を目指して走り出したら、空に気球が!ナイタイ高原から一度上士幌の町に戻って、糠平湖のほうへ向かって走る際に発見。上士幌は気球の町です。それにしても普通の日に見られるとは思わなかった。練習かな?
糠平を抜けると北海道の国道一標高が高い三国峠へ。あまり展望が利かないところと思っていましたが、なかなかいい景色が見られます。この写真ではわかりにくいですが、森の中の道路が走っていることがよくわかるんです。
ちょうどお昼くらいに層雲峡へ到着。せっかくなのでちょっと寄り道して銀河の滝と流星の滝を撮影。こちらは銀河の滝。大雪山系というのはやっぱり懐が深い山々なんですねえ。結構な水量があります。
看板をはずして望遠で撮ってみました。北海道の中でもこういう岩場のところと言うのは意外となくて、目に付くのはこの辺りだけかもしれません。もちろん山に登ったり、海辺に行ったりすると違いますけど。
こちらは流星の滝。こちらが入り口に近い方の滝ですが、銀河の滝の方が下のほうまでいけるから、そっちの方が人気ある様子。もっともこの撮影場所でいえば、20メートルくらい横に移動しただけなんですけどね。
同じく看板をはずして望遠で撮影。こっちはちょっと木にかかってしまうから銀河の滝の方が絵になりやすい。この駐車場の後ろにある、滝見台というところに上がっていけば、両方を捉えることができるそうで、その方が更に絵になるんでしょうね。
いったい何足を写しているのかっていうと、層雲峡のロープーウェイ乗り場近くにある、銀尖閣(だったかな?)というホテルの横に、足の湯があったんですね。それでちょっと休憩がてらトライ!少し熱めの湯でした。この横に温泉があったので、思わず入ろうかとも思いました。
層雲峡を抜けてから、国道40号を北上。士別まで来てから、今度は日本海側へ抜けます。結構な山道が続きますが、やっとのことで抜けてくると、こんな風景が見られます。最近は北海道に多く見られるようになりました。それだけ風が強いんですね。でも回っていないやつもあるのはなぜなんだろう?
羽幌の手前にあるオロロン鳥のでっかいモニュメント。これをみると、だいぶ北に上がってきたなっていつも思います。
ほんとはこのまま宗谷岬まで行っちゃえ!なんて考えてたんですけど、キャンプすることを考えるとかなり無謀な計画であることが判明。天塩の海沿いにあるキャンプ場で泊まることになりました。ビール飲みながらチーちくあてにして、スパゲティーのお湯を沸かしているところ。
実はこのときは気が付かなかったのですが、給油後に思わず立ちゴケをしてしまった際、エンジンの一部に亀裂を入れてしまい、少しずつオイルが漏れるというトラブルが発生しました。危うし!我がZX!途中で引き上げる最悪の事態も考えましたが・・・亀裂を接着剤で埋めて、オイル漏れを止めた次第。
この日の夕食は、無印で買っておいたたらこスパを作ってみました。スパゲティーは好きな料理ですが、200グラムは多かった。これにサラダつけてビール飲んだらもう入りません状態に。翌日の朝は新兵器、網でパンを焼いてみたところ、実にうまくいった次第。これからのキャンプには網が必須だ?!
泊まったキャンプ場の前はこのような建物がある海水浴場です。この日の夜も雨が降ったので、テントはこの屋根の下でしまった次第。しかし、横のファミリーキャンパーは深夜遅くまで騒いだり花火したり。ファミリーキャンパーのマナーの低さには憤るやら参ってしまうやら・・・。雨が降りそうだからって荷物運びに便利なようにそのキャンパーの近くに行ったのが失敗でした。
この日は朝から雨が上がったので気分よく出発!お目当てだった道道106号のオロロンラインへ。ちょっと小さくて見にくいですが、ここにも風力発電ができていました。走りながら数えてみたら、なんと28機も。
道道106号には、相変わらず何もありません。それが魅力なんですけどね。早朝だったこともあって、それほど交通量も多くなく、結構のんびりしていました。本当に先まで何も見えないでしょ。
道道106号を走りきって、稚内市内を目指すところにある展望台。走ってきた方向を撮影。こうやって見るとバイクという乗り物は便利だなあ。といいつつこのときはまだオイル漏れをガムテープでふさいでいただけなので、ちょっと焦り気味だったんですけど。
この展望台からは、天気がよければ利尻島と礼文島が見えるそうです。ちょっとまだ雲が出ていたからうっすらとしか見えませんでした。実はこのとき高橋氏が礼文にいたりします。やっぱ近くにいたから雨が降ったのか?

後半はここからオホーツクを下って道東方面に行く内容になっています。斜里で名古屋の夫婦さんに
味噌汁もらったり、鶴居村で花火を見たりとこっちも充実しています。

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