能登宇奈月ツーリングひとコマ(後編)

このツーリング後半は、五箇山から一気に黒部へ移動し、宇奈月からトロッコ電車に乗りました。
これが楽しかったですねぇ。できればもっと早くいって、黒薙温泉に入ってきたかったんですが・・・。
立山黒部アルペンルートはかなり高額ですが、こちらはまずまずのお値段で楽しめますよ。
一度ぜひ立山のトロッコに乗りに行ってみてください。

苦労した金沢での宿は、ホテルニュー北川。金沢駅の北口側にあります。しかしほんとに助かりました。ありがとうございます。
さて折角なので早起きして、観光客が来る前に金沢武家屋敷を見ていくことにしました。わからなくならないよう、地図を撮影しておくことに。
日常的な通りから入っていくと、おっと、いい雰囲気の屋敷と通りがありますね。横はこんな風に水路が走っています。
早朝に来たのは正解だったようで、ほとんど観光客に会いませんでした。ここのお屋敷は門を開けてあったので、ちょっと覗けたりします。
まあもちろん、観光用に整備はしたのでしょうが、朝の誰もいない石畳の武家屋敷はいいものでしたよ。撮影してこの通りを進んでいきます。
あっ、これは!水曜どうでしょうででてきた、絵はがきの場所ですね!TV見た人には思わずここだ!と言う場所でしょう。知らない人にはさっぱりでしょうけど(笑)
もちろん今も生活している方がいらっしゃいますので、実はよく見ると普通の家だったりします。意外と武家屋敷の町は広くはありませんので、すぐ歩けますよ。
武家屋敷を見学した後は、近くにあったにし茶屋街に寄ってみました。こちらも雰囲気はなかなかのものなんですが、いかんせんすぐに終わっちゃう、小さい街でした。
さて金沢を出発して、まずは五箇山に向かうことに。街中を抜けたあたりで、建設中の北陸新幹線の高架にぶつかりました。
土地があるんだなぁ(笑)。北陸本線横に新幹線の高架が出来上がっています。このあたりだけならもう新幹線走ってもおかしくないくらいですね。
地図が古いもんで、新しい道がわからず少し遠回りしながら進みます。途中、JRの城端線に沿って走ります。終点の城端駅には列車が停車中でした。
列車が出発してしまうと静かな駅です。ちなみにここ、城端には有名なアニメ製作会社のPAワークスがあるんですね。正直結構な田舎だったのでびっくり!
五箇山が山の中と走っていましたが、R304号は結構急な角度で上っていきます。パワーのあるバイクだから楽しいけど・・・。五箇山トンネルを抜けるとこんな景色が!
また急激に山を下って、川沿いを五箇山合掌の里まで走ります。それにしても、かなりな山の中。相当厳しい冬であることがうかがえます。
合掌集落に到着〜。実は五箇山の合掌集落って、この写真の場所が有名ですが、白川郷とは違い、五箇山のあちこちに点在しているんですね。
さすがに観光客が多くて、車は入るのに苦労しているようですが、バイクは空き地に置かせてもらえました。のどかな日本の田舎ですねー。
ただ残念なことに、世界遺産登録で一気に観光地化してしまい、こういうのが見たいんじゃないんだけどな、と言う雰囲気にも見えます。いろいろ弊害もあるなぁと感じますね。
ところで砺波平野というのは、風が強い地域であるのご存知ですか?一般の集落は、こんな風に木を植えて母屋を守っているのが砺波平野の特徴です。
五箇山でふと黒部峡谷鉄道のことを思い出し、電話で確認したら、一人なら問題なく乗れますとのうれしい回答が。早速高速飛ばして宇奈月までやってきました。
しかしここ宇奈月駅はとんでもないくらいの人人人!駐車場へバイクを置くのも一苦労でした。早速チケットを購入して発車待ちです。
列車は1本待ちで多少時間があるので、お昼ご飯にますの寿司を食べることに。やっぱりこっちに来たからには、一度食べておきたい駅弁ですよね。おいしく頂きました。
見てください。これがトロッコに乗ろうとする人の列です(笑)。いろんなタイプの車両がありますが、10両以上つないであるので結構乗れるんです。
これがトロッコを引っ張る機関車ですが、いやーホント小さいなぁ。運転手さん一人入ったらもういっぱいな感じ。、
乗り込んだらうれしいことに渓谷側に座れました。しばらくしてしゅっぱーつ。最初に大きな鉄橋を渡りますが、それだけでも歓声です。
鉄橋を渡ったらすぐにトンネル。入ったとたんに皆「寒い!」。ホントトンネル内はものすごく冷えた空気で、ブルゾン持ってきてよかったと思いましたね。
このトロッコの終点は、20km先の欅平駅。実に80分もかけて登って行きます。途中、結構下ってくるトロッコを待つので、それで時間がかかるようですね。
断崖絶壁の上を走るので、景色はすばらしく楽しめますよ。これは猿橋だそうで、サルが対岸を行き来できるように造られたそうです。
この鉄橋はほんとに怖かったなぁ。電源開発の使命があったとはいえ、よくこんなところに鉄道を引いたものだと感心しますね。
このトロッコ、もともと事業用ですから、観光客が降りられない駅が多数存在します。この猫又駅もその一つで、ダムに仕事で通勤する人の駅だそうです。
待ち合わせの駅で下り列車をパチリ。どの列車も満員で、たくさんの人が登っていっているのがうかがい知れます。
終点の欅平駅に近づいていくと、かなり冷え込んでくるとともに、外は雪の山が見えるようになります。うーん、5月でもまだ雪があるんですね。
80分かけて、ようやく終点の欅平駅に到着。早速観光に降りることにしますが、先に帰りのきっぷを手配。黒薙温泉に行こうか悩んだものの、ストレートに帰ることにしました。
欅平駅の前はすごい人!実は、まだ今シーズンの開通したてで、宿や観光スポットがまだ見られないため、みな帰る列車を待っているのでした。
折角来たので、駅前だけでも観光しましょう。またすごい橋の向こう側は、通行止めになっていましたがすごいオーバーハングな崖の下を道が通っていますね。
「キケン!」と書かれていても、道がここしかないわけで(笑)。この先に温泉宿があるようですが、まだ営業前なので通行止めになっていました。
上の写真のところから欅平駅の方を撮影すると、こんな感じ。まだまだ木に葉っぱがないのがわかるかと思います。まだ初春なんですね。
一度戻ってきて、黒部川に下りて、下から橋を撮影しました。結構な高さがありますねぇ。こんなとこからバンジージャンプやったら怖いだろうなぁ(笑)
上の写真を撮影したところから黒部川を見ます。さすがに雪解け水のようで、かなりの水量でした。ゴミもなくてきれいな川です。
これを撮影して駅に戻り、帰りのトロッコに乗り込みました。1時間もいなかったかなぁ。ちょい残念です。帰りはトロッコに揺られて半分寝ながら帰りました。
折角来たので温泉でも入ろうと思い、検討した結果、トロッコ列車が見られる「とちの湯」までやってきました。きれいなお風呂でゆっくりできます。
露天風呂から降りてくるトロッコを見ながら入浴しておりました。ところで、トロッコ電車の観光アナウンスが、聞いたことあるなぁ〜と思っていたら、室井滋さんでした。この辺の出身なんだって。
この日は、宇奈月温泉近くにあるキャンプ場に宿泊。昨日は混んでいたそうですが、この日はさほどでもなく、ゆっくりキャンプできました。
キャンプ場から砺波平野に沈む夕日を撮影。テントが無駄にならなくてよかった。やっぱりいい天気じゃないとね。
さすがに宇奈月のふもとの5月初め。夜は結構冷え込みます。なもんで、ウィスキーのお湯わりを作って温まります。
キャンプ場には、昔黒部峡谷鉄道で使用されていた機関車が置かれていました。今はほとんど先にあった四角い機関車に置き換わっているそうです。
このキャンプ場では、まだ桜が咲いていました。今年最後の桜はこのキャンプ場で見たやつでした。今年は長いこと桜を見続けられたなぁ。こんな年も珍しい。
さて最終日は特に当てもなかったのですが、砺波平野で開かれているチューリップ祭りを見に行くことにしました。節約のため下道で進んでいきます。
海沿いの道を富山近くまで来ると、おっと、旧富山港線を利用して作られた、ポートラムの駅が。ずいぶんかっこいい市電ですねぇ。
駅前はきれいに整備されていました。ポートラムに切り替えの際にあちこち工事したそうで、ほとんど昔の富山港線の駅舎なんかは残されていません。
砺波チューリップ祭りの会場を探してウロウロ。案内が出てきたので誘導にしたがっていったら、駐車場到着。しかし400円は高いなぁ・・・。
砺波チューリップ公園が会場なんですが、結構拾い公園です。そのすべてがチューリップで埋まっているんだからすごいなぁ。
それにしても、チューリップもすごい種類があるんですねぇ。いろいろな色と形があって、覚えられません。
やっぱり花は鮮やかですね。どこを歩いても花が咲いているので、まさにメルヘンの世界です。ここもすごい観光客の数でした。
砺波市チューリップ公園
砺波市チューリップ公園
チューリップ公園の置くにある広場では、なにやら怪しげなものが・・・。わ、これはもしやトトロ?何だか勝手に動いていて、何だこれ??
実はこれ、幟にあるとおり砺波工業高校の作品展なのでした。生徒が作ったロボットを展示していたんですね。
このピカチュウといい、トトロといい、出来はともかくキャラクターが子供達に大好評でした。
このあたりの花なんて、チューリップと言うよりバラのように見えますよね。いろいろな花の形があるので、だまされますよねー。
砺波市チューリップ公園
ホントきれいだったので、相当の枚数撮影しました。でもしばらくすると、こんなにきれいでも飽きてくるのは悲しいもんです(笑)
さて、この後は金沢名物ハントンライスを食べに金沢まで戻ったんですが・・・。迷いに迷い、結局行きたい店は移転してて見つかりませんでした。
で、お昼を食べて、渋滞を避けるために早めに出発。しかし、以外にも全く渋滞につかまらずに戻ってきたのでありました。

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