能登宇奈月ツーリングひとコマ(前編)

さて2010年のGWは、能登半島と宇奈月方面に行ってきました。能登半島は、1周達成と、あるものを
食べるために出かけた次第です。しかしまあさすがGW。高速では30kmの渋滞にはまり、金沢では
宿が見つからずに大変苦労しました。前半は金沢までの行程です。

2010年5月2日、仕事が終わってからバイクに飛び乗って出発しました。今回は途中までしか行っていなかった、能登方面を回ることにしました。
しかしご存知の通り、高速1000円になったもんだから、とんでもない渋滞が・・・。私も米原先頭の30キロ渋滞に巻き込まれました。
その影響で、多賀SAで食事しようにも人だらけで食べられず、諦めてもう少し走り、北陸道南条PAまでやってきました。ここも人だらけ・・・。
しかしまあそれでも、多賀に比べればまだましだったので、ここで夕食。北陸地方って白えびが有名だったんですね。と言うわけでこれです。
白えびのかき揚げ丼です。が、揚げちゃうと何だかよくワカラナイ(笑)。でも味はおいしかったです。最近のSA・PAの食事はいいですねぇ。
お土産屋を見たら、おぅ、でっかいひこにゃんが!さすがは彦根が近いだけあって、力が入ってます。
夕方出発なため、この日は福井までとしました。予約していた宿に入ったら、福井新聞ビルの上の電波塔?が見えました。なんか面白いなあ〜。
食事はしてきたんですが、ちょっと外へ出て一杯。少し料理を頼んだら、どれもボリューム満点で苦しみました。
さて翌朝。今日は能登半島を満喫します。昨日お世話になったのはここ、福井パレスイン。ネット予約で3,000円でした。ありがたや〜。
福井市内って、市電が走っていたんですねぇ。これは知りませんでした。本数はそんなに頻繁ではありませんが、なんとなくうれしく思います。
ホテルを出発してちょっと走ったら、市電の始発駅がありました。ちょうど市電が止まっていたのでちょっと見学してみることに。
バイクを止めてさて、と思っていたら、ちょうど発車時間。カーブの部分でかぶりつきで見られたので迫力ありましたね〜。、
多少ホームに修繕された箇所が見受けられますが、なかなか年季の入った駅です。えちぜん鉄道の駅も隣にありました。
福井市内を走り抜けて、福井北ICまでやってきました。ここから金沢まで高速で一気に移動。途中で松井秀樹ベースボールミュージアムが見えました。
金沢の手前、徳光PAで休憩。さすがに北陸道のこの時間は車も少なく快適です。バイクが1台だけと言うのはちょっとさびしいなぁ・・・。
徳光PAの目の前には日本海が広がっています。PAからも降りていくことができますよ。行きたかったけれど、先を急ぐので今回はパス。
まずは未完の能登半島一周を目指し、能登有料道路の入り口へ。結構車も多く、さすがに観光客が多いようです。
前にも行きましたが、折角なので千里浜なぎさドライブウェイにも寄っていきましょう。ちなみに金沢出身者に聞くと、地元の人は錆びるから行かないそうです(笑)
今日もいい天気。撮影にはもってこいなので思わずバイク写真を。ちなみにスタンドがうまく立たず、じたばたしていたら、別のライダーが石を持ってきてくれました。
みな海に向かって車を止めて記念撮影中(笑)。でもそうしたくなるよなぁ。車もバイクも浜の上をゆっくり走って行ったり来たり。
午前中とはいえ、気温も結構上がってきていましたから、子供達は海に入っておおはしゃぎで遊んでいました。いいなぁ〜。
反対側を見たら、おや?なにやら漁をしているような男性がいました。浜からすぐで、何か捕れるんでしょうか?気になりますね。
千里浜を離れ、少し行ったところにある旧福浦灯台へ向かうことに。この辺りでは最古の木製灯台のようですが・・・。ありゃ、道間違えた?
どうも行き過ぎたようで、福浦の漁港にたどり着きました。特に漁船が出るわけでなく、静かな港です。岸壁に腰掛けて釣りしている人がいました。釣れますか〜?
少し道を戻って探したら、おっとありました。が!人しかいけないような道になっていく〜。ここにバイクを置いて歩いていくことに。
程なく灯台のある場所にたどり着きました。やれやれ。それにしても、こんなところに灯台があるなんてちょっと不思議。
既に現役は退いているようですが、木製最古の灯台だそうです。それほど遠くまでは光が届かないでしょうから、かつての航海は大変だったでしょうね。
灯台から海を見ていたら、おんや?変な船が海にいるなぁ。どうやらすぐ近くにある巌門の観光船のようです。よし行ってみるか。
ほんとに走ってすぐに着きました。ちょっと駐輪場所に悩みましたが・・・。おや、洞窟なんてあるんだなぁ。面白そうだから行ってみよう。
車やバイクを止める場所って、結構高台にあり、洞窟や観光船の出発場所は海なので、階段を下りていかないといけません。帰りが結構大変でした。
観光船乗り場の方に向かうと・・・、おっとありました。これが洞窟の入り口のようですね。特に料金は必要ないようで、ぞろぞろ人が入っていきます。
入り口は結構広いですね。なかなか楽しそうなので、とにかく行ってみようと入ってみました。すると・・・。
あっさりと目の前に出口が(笑)。洞窟と言うよりも、風門といったほうがいいような短い洞窟でした。
反対側はこんな風になっていて、ちょっとした入り江になってます。通ってきた洞窟の横にも同じように穴があります。
こちらは海の上なので通ることはできませんが、やっぱり日本海、強い風と波がこんな穴を開けるんでしょうね。
車が多いなァと思えば、とうぜん観光場所は人だらけ(笑)。皆あっちこっちで記念撮影してます。
一方、観光船乗り場の横にはこんな風に引き潮で岩場が出ていました。こちらも人があちこちでうろうろ。ちょっと歩いて波打ち際まで行ってみました。
沖のほうは静かなものですが、さすがに岩に打ちつける波は、どっぱぁーん!と大きな音を立ててます。おお、日本海!って言ってみたりして(笑)
巌門から少し進むと、能登二見と書かれた、機具岩がありました。なるほど、夫婦岩ですね。伊勢の二見にあるのと同じですね。
またちょっと先に進むと、道の駅とぎ海街道のところに、ギネスに載った世界一長いベンチがあるとのコト。ここにも寄ってみることに。
じゃーん!と言いたいところですが、460m!もあるとカメラに収まらん(笑)。よくこんなの作ったなぁ。
しかし能登半島は次から次に見るところが出てくる(笑)。ヤセの断崖の案内が・・・。ここって映画「ゼロの焦点」の撮影場所なんですねー(見てない 笑)
いやー、去年行った東尋坊といい、まさに火曜サスペンス劇場のクライマックスな場所ばかりですね(そんな発想しか出ないんかい)。
撮影場所でもあるんですが、さすがにキケンなためか、柵より出ないでくださいとの注意書きが。一歩間違えば海に落ちちゃうからなぁ。
ヤセの断崖のすぐ先に、行ってみたかった関野鼻がありましたが・・・。案内がこんな風になっててどうも怪しい。
そしたら、こんな風に立ち入り禁止の看板があって入れないようになっていました。地震の影響で危険な状態になってしまったようです。残念・・・。
仕方がないので、ちょっとはなれた県道沿いから撮影することに。ここから見る分には大丈夫そうに見えるんですけどねぇ・・・。
またそのちょっと先には(!)、琴ヶ浜と言う泣き砂の海岸があります。以前別の場所ではよくわからずだったので、今度こそと思い、寄ってみました。
結構サーファーが利用している海岸のようで、写真のように遊んでいる人以外にサーファーが多かったですね。みな泣き砂を試しているようですが・・・。
私も生みの波打ち際なんかでいろいろ挑戦してみたんですが・・・。どうもこれだ!と言うのがよくわからず・・・・。
そんな風に寄り道ばかりしてたら時間食ったので、あわてて能登の朝市の場所まで走ることに。と言ってももう昼過ぎですけど。
海の近くにある駐車場にバイクを置いて、朝市の町並みへ歩いていきます。ところで、なぜ案内にマジンガーZが??
もう昼を回って朝市なんかとっくに終わっていたのでした(笑)。残念。・・・しかし、なんか町がきれい過ぎてちょっと興ざめだなぁ。
うろうろしていたら、おや?こんなところに永井豪記念館がある!なんでも輪島出身だそうで。なるほど、先ほどのマジンガーZはそれでかぁ。
しかし、遅い昼ご飯を食べる店がないなぁ・・・。やっと見つけた店は、ハタハタの煮つけや魚の塩焼きがあって海の食堂っぽい。
こんな感じのお昼ご飯でした。お値段はちょっと高め、観光地値段だったのが残念ですが・・・。でもボリュームあったからそんなもんか。
やっぱり朝市が中心だからか、14時過ぎには暖簾をしまって営業終了です。お昼間に合ってよかった。
食事の後は、関野鼻に続いて見たかった千枚田へ。ここの道の駅は駐車場が小さくて、車が入れず大渋滞!バイクは道端に置かせてもらえました。
写真の腕はありませんが(笑)、おう、確かにいい眺めだなぁ〜。もうちょっと進んだ先から見下ろしたところで夕日の撮影なんかしたらきれいではないでしょうかね。
この千枚田でとりあえずは前半終了。しばらくは海沿いを走っていきます。なんとなく、知床沿いの道を思い出してみたり。
能登半島の端っこまでやってきましたので、ちょいと眺めていこうと灯台の方へ。道の駅にバイクを置いて、小山を上っていきます。
結構な上りを登って、上の写真にある芝生を通り抜けた先に、禄剛埼灯台がありました。ここって狼煙町っていうんですよ。灯台が昔からあったんでしょうか。
能登半島最北限と書かれているの読めますか?灯台としては普通の、やや小さめの灯台でした。ここも観光客が多かったなぁ。
半島の後半で見たかったのはここ、能登鉄道の廃止区間にある終点、蛸島駅です。まだ駅舎は残されていました。
そこから少し進んだところに、かつて走っていた列車が残されていました。実は、有志の方が保存活動をしていて、連休や土日などにこの列車を走らせているそうです。
ちょっと乗ってみたかったですが、今日は運航日ではない様子。風雪にさらされているので傷みも見受けられます。屋根があればねぇ・・・。
金沢に向かって下っていく途中に、軍艦島と呼ばれる島がありました。おお、ほんとに軍艦っぽく見えるなぁ。近くまでは歩いていけるようですね。
しかしまぁ全国を走っていると、必ずこの愛の鐘がありますね(笑)。えんむすびーちですか(笑)。一体何のいわれがあるんでしょうか???
さてさて、能登半島ツーリングの最大の目玉は実はここでした。雑誌の取材候補であった、マルガージェラートです。結構金沢では有名なようですよ。
着いたのはもう夕方の17時過ぎ。でもこんなに並んでいます。人気店なんですねぇ。写っていませんが、後ろのベンチでもアイス食べてる人がたくさんいます。
基本はシングルかダブルのようですね。こちらのジェラートメニューは、いわゆる定番もの。基本は能登の塩を使ったジェラートです。
一方で季節ものや変わりダネもあり、桜やふきのとう!、ショウガやバラなんてのもあります。ばばうりってなんだろ?
私は塩ジェラートとヨモギを注文。サービスで小さいアイスもサービスしてくれました。この記事はOut Riderでも掲載されました。いやー一安心。取材と言ってて載らないのが一番つらい(笑)
今回最大の訪問先を取材終え、後は金沢で宿を見つけるだけ。ゆっくりと走っていくと、ボラ待ちやぐらがありました。これは観光用だそうですが、こうやって漁をしているんですね。
GWの金沢での宿探しはかなり難航。最後に飛び込んだ宿に空きがありました。やれやれ。荷物を置いて香林坊方面へ。SEROWさん指示のお店へ行くことに。
香林坊のにぎやかな通りから入ってすぐですが、「宇宙軒食堂」というお店があります。すごい名前だなぁ(笑)。
建物の1階、しかも少しおくにあるのでちょっとドキドキ。見た感じは普通の食堂なんですけど、なぜ宇宙軒なんでしょう?
ご覧の通り、普通の食堂です。夜も定食屋なので、結構助かると食べログなんかに書かれていますね。確かに夜に定食食べられるのはありがたいですよね。
そんなわけで、一番有名な豚バラ定食をいただきまーす。これで680円。いやー合格!
ちなみに肉はダブルにできますよ。他にも定食があるので、ブタ以外でも楽しめるかと。
ところで金沢といえば、鴨冶部煮。折角なので一杯やりながら食べていくことにしました。飲み屋街を見つけてうろうろし、ここに入ることにしました。
残念ながら鴨が終わっちゃったとの事で、鳥冶部煮になっちゃいましたが、お雑煮みたいでうまかった!金沢もいろいろおいしいものがありますね。
宿に戻る途中、金沢駅で見たポスター。あー、七尾でこんなのやってたんだ!これは残念、また見に行きたいなぁ。
前編最後はこれで(笑)。年代物の広告看板ですね。このヘルメスみたいな兄さんは・・・。ああ、魅惑のサウナオーロラ(笑)

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