2007北海道ツーリングひとコマ(前編)

今年は仕事の関係上、8月に夏休みが取れないため、思い切って7月に行くことにしました。
何とかラベンダーが見たいなぁと。いつもより短い4日間でしたが、その気になれば結構
あちこち行けるんだなぁ。ああ、また行きたいな、北海道。

今回はANAの超割を利用しています。そのため、行きの便を確保するのに大変難儀し、なんと神戸空港出発になりました。というわけで、三宮からポートライナーでスタートです!
春の大阪モーターショーの日に、SEROWさんと神戸をうろうろしている時に一度来たんですが、ポートライナーでは初めて。空港の近くはまだ何もありません。
神戸空港駅にとうちゃーく。当たり前ですが、みんな旅行かばん持った人ばかり。その中でカメラ引っ張り出して写真撮りまくって浮いていたわたくし・・・。
別にマンションのエントランスではありませんよ。神戸空港ですよ。ポートライナー下りて空港へ入る入り口はこんな感じ。なんかそっけないなぁ。
でも中はさすがに夏休み!旅行客がいっぱいです。こちらはANAの受付カウンターですが、JALもスカイマークもいっぱいでした。みんなどこへ行くのかなぁ?
これも夏休みだなぁと思うひとつですよね。この時期はやっぱり子供が主役です。いつも思うんですけど、出張の人とか、夏の機内でピカチュウ放映されてどう思ってるんだろう?
4階の窓から眺めると、おおっ、今日乗る767が止まっています。まわりにも同じクラスの飛行機がいましたけど、神戸空港に5機も止まっているなんてなんかすごいなぁと感じたのはなぜ(笑)
さて、そんなに時間があったわけではないのですが、せっかくなのでここで朝食を食べていくことにして、上島珈琲に入りました。こういう銅製のカップにキンキンに冷やした飲み物もまたいいですねぇ
今回チケットレスにチャレンジ(ってほどでもないか)。わーっ、カード当てただけで通れた!さすがにまだできて新しい空港、ゲートの中もきれいですね。
さて2時間ほど飛行して、千歳に到着。天気は雨・・・。しかし早速バイクを取りに行かねば!電車を乗り継いで苫小牧に向かいます。
南千歳から20分ほどで苫小牧到着。このまま乗って函館に行きたいなあと言う気持ちもちょっぴりあったりして。函館でイカを食いたいなぁ〜
さていつものように苫小牧の日通へ。今回から直接貨物ヤードで引き取ります。タクシーで来てみると、おお、すでにバイク降ろしてくれてた。ありがたや。
今年から大阪〜苫小牧の貨物船の便数が減ったので、ちょっと日程調整が大変になったのが残念ですが・・・。ここの方々とも気さくに話をして、天気情報を伺いました。
さあ早速出発だぁ!ここしばらく苫小牧はこんな天気だそうで、気温が上がらないといってました。さて、今回は掲示板でいろいろ書き込みもらったので、まずはカレーラーメンを探しに行きます。
ケータイ変えたばかりで使い方がよくわからず、結局足を使って探したところ、おお、ありましたよ。早速注文したら、こんなラーメンが出てきました。カレー味の、しかし結構素朴な味でした。値段も安かったなぁ。
ケータイで見た限りでは、駅周辺でも有名店があるような感じだったのですが、今回はここ赤れんがで食べました。確かチェーン店だったような・・・
今回の三大目的(昆布狩海岸へ行く、サロマ湖でホタテを食べる、富良野でラベンダーを見る)遂行のため、東へ進みます。途中、夕張手前で休憩。なんか自衛隊の人が多かったなぁ。
3日目に夕張へ寄ったのですが、メロンプリン食べて夕張支援だとか言いながら買ったのがこれ。300円なり。上品な味でうまかったよ〜
ここの物産店は今年のジパングツーリングの北海道特集でも出ていましたね。日勝峠手前の休憩地点ですね。まだ7月のせいか、お客はまばらでした。
物産展でメロンプリン買って、近くのベンチで食べるわたくし。うれしそうに食ってますなぁ(笑)。ところでここからは霧雨〜雨の繰り返しでカッパ着ることに。
日勝峠越えたら天気よくならないかな・・・との願いむなしく霧雨。どこへ行くか迷った挙句、上士幌方面へ行くことに。途中、国道274号線にこんな休憩所があったので入ってみました。
美曼(びまん)パノラマパークと書かれていますが、標高がそんなに高いわけではありません。でも晴れたら結構遠くまで見渡せるようで、案内もありました。
残念ながら霧雨が降っていたので、こんな景色しか見えられなかったのが残念です。十勝ののどかな田園風景が見られます。
途中鹿追町に到着。ここに神田日勝美術館があることを思い出し、行ってみることにしたんですが・・・何と17時過ぎだったんですね。すでに本日は閉館してました(涙)
ここは美術館と町役場と道の駅が一体になっています。道の駅の芝は大変きれいで、キャンプできるならここに泊まりたかったんですが、キャンプは不可です。うむむ。どうしようか?
上士幌方面も天気が悪そうなので、あきらめて今日は帯広泊りとしました。道道を帯広駅へ向かって走ります。車も少なくて、雨とはいえ気持ちよく走れます。
ちょっと地図を見ていたら、寄ってみたいところがあったのでそっちに向かうことに。その途中でこんな看板発見(笑)。いったいどんなそば屋や(笑)
で、来てみたのはここ、くりりん発電所です。くりりんってなんぢゃー?ってことで来てみたんですが、こんなとこでした。
うーむ、撮影しつつもちょっと期待はずれ。ドラゴンボールのクリリンが冗談で置いてないかなぁと思ったんですが、そんなことはないですね。失礼しました(笑)
帯広駅前のホテルで部屋を確保した後、近くの札内へ出かけて悠湯館で温泉に入ってきました。でも900円は高い・・・。今日はサービスでアイスがもらえましたよ。
こんなキャラクターがあったりして。さすがに高い金取るだけあって、施設は充実してます。タオル、バスタオルなんかもセットで貸してくれますよ。
さてホテルに戻って夕食です。折角帯広に来たのですから豚丼です。今回は哲さんお勧めのはなとかちへ。ここで250g豚丼に挑戦ぢゃ!
中へ入ると、あっ、サッポロビールのあの犬のぬいぐるみが!ロースとバラの相盛り豚丼を注文し、あわせてサッポロクラシックを頼んでゆっくり待ちます。
道民には賛否両論あるそうですが、旅行者にとってはまさに北のびびびビールです。早速一杯。くーっ、うまいのぉ!グラスもクラシック仕様ですね。ちょっとほしいなぁ。
さて出てきました、250g豚丼!出てきた瞬間、「でかっ!!!」と言ってしまい、お店のおばちゃんが笑ってました。いやそれにしてもすごい盛り!
はーい、カメラさんアップアップ(笑)。もう何て言いますかね、肉で米を食ってる感じですよ。ええ。腹減ってたので完食です。ごちそうさまんさ。今度はロースだけで食ってみたい!
さて明けて7月22日です。昨夜はこのホテルにご厄介になりました。ありがとうございます。すぐ横が歓楽街で、ちょっとバイクを置くのが心配だったんですけどね。
天気予報によると、天気は回復に向かっているとのことでしたが・・・。実はこの後、釧路では大雨警報、知床でも記録的大雨だったそうな。うーむ、雨ばっかやなぁ。去年と一緒やん。
昆布狩海岸へ向かう途中、国道38号線からみた畑の花です。この写真だと広がりがないのですが、雨にぬれつつきれいだったんですよ。
朝7時くらいですね。車もほとんど通りません。ここで上の花を撮影したのでした。とほ宿「森の学校」の近くですよ。
これから向かう先を見て・・・雨にげんなりしていたころですね。ふと思い立って、十勝川の先端へ行ってみたいと思い、寄り道することに。
このー木なんの木気になる木〜のはるにれの木の近くを通ります。さすがにこの雨で見てもしょうがないので、はるにれの木はパス。
霧雨で視界も悪く、特に見るべくところもないまま十勝川の終点を見に行ったんですが・・・こちらもあまり見るべきものがなくて残念でした。さて戻るか。
ようやく昆布狩海岸のダートへ到着。ずいぶん久しぶりに来たなぁ。国道がだいぶ延びてきて、必死でダートを走っていたときが懐かしいです。路面はしっかりしてますが、雨なので慎重に・・・
展望所は海からのもやでほとんど視界がききませんでしたが、久しぶりに見た風景は、やっぱり来てよかったなあと思いました。
でもすぐにこんな風にもやがかかってしまうので、結局数分しかいられなかったのが残念でした。さて次はサロマ湖でホタテだぁ!と来た道を戻ります。
昆布狩海岸から本別へ向かう途中で、ようやく天気が回復して来ました。ちょっと空が明るくなって、雨が上がりました。
上の写真の道端に咲いていた花です。7月は北海道の花の季節ですね。あっちこっちできれいな花が咲いているのでつい止めてしまいたくなってしまうのがつらいところ。
ようやく国道に脱出し、トイレ&コーヒータイムです。やっぱり寄るならセイコーマートだよなとか根拠のないこと言いつつ、今年もよく利用しました。
80円コーヒーを飲みつつ、次のサロマへどう進むか考え中のわたくし。ふるさと銀河線に沿うように進んで、美幌峠経由で行くことにしました。
雨も上がったのでカッパ脱ぐかぁと思ったら、足元周りはダート走った影響で泥だらけ!うひー、こりゃまた面倒なことしちゃったなぁと思った瞬間です(笑)
早速出発した後、またこんなダートを走っていますが・・・。ふと根室本線になにやら見えたので、廃駅でもあるのかな?と思って進んでいるところなんですね。
行ってみたところ、廃駅ではなく、列車を行き違いさせるための信号場があったのでした。なーんだ。
途中、浦幌から本別へ抜ける道道を通っていきます。ここにもでっかい畑一杯に花が咲いていました。うーんそば何やろか?じゃがいもかな?
このあたりでは馬が少ないですが、おっと、ポニーがいましたよ。バイク止めたときは不思議そうにこっちを見ていましたが、すぐに食べるほうに戻っちゃいました。
休憩のため、本別駅にやってきたら、駅が廃止されてる?!そうでした、すでに昨年4月でちほく高原鉄道は廃止されていたんですね。本別駅はこんな風に、一部施設が残されています。
ホームを歩いて反対側に行ってみました。国鉄時代からの駅の施設は、この後どうなっていくんでしょうか。線路はサイクリングロードなんかに転用するんでしょうかね?
ここが駅であったことを残すがごとく、時刻表と運賃表が残されています。地方のローカル線はどこも厳しいでしょうが、なくなってしまうとやっぱり悲しいなぁ。
本別からは足寄を経由して阿寒湖、そして弟子屈へと走ってきました。道の駅摩周温泉です。ここでホワイトラーメンの店を聞いたら、店主が亡くなってもうやってないことを知りました。うーん残念。
昼飯をどうしようかと考えつつ走っていて、屈斜路湖畔の道沿いに、ふと気になる看板があったので寄ってみました。まだできたての宿です。
ひろいリビングルームからは、こんな風景を見渡すことができます。屈斜路湖は見えませんが、日本離れした、いい風景ですよね。
お昼は軽食中心のメニューでカフェをやってらっしゃいます。サンドとスープのセットを頼んでみました。
こんなホットサンドのセットです。具沢山のスープがとてもうまかったっす。ごちそうさまでした。
宿の名前は「花ふらり」です。宿主さんは、なんと元宝塚花組の男方の女優さんです。一度泊まってみようかと思う宿でした。
HPは http://hanafurari.jp  です。一度ご覧あれ。
それにしても相変わらず天気がすっきりしないなぁと、このときは考えていました。峠越えたら晴れていてくれないかなぁと。
峠へ向かうカーブを上がるにつれて、霧が濃くなってゆく〜(涙)。ここでライダーとちょっと談笑。記念撮影してもらいました。反対側は晴れていると聞いて、内心大喜びです。
峠から下ってくると、嘘のようにカンカン照り!さすが北海道、山の手前と向こうで天気が違う。カッキーンと晴れてくれるとやっぱりうれしい。
峠を越えて、美幌町へは入らずに、女満別の丘を進みます。ここを目的で走ったことがないので、丘陵の風景を見たのは初めてかな。美瑛も有名ですが、こちらもすばらしい丘の風景を見せてくれますよ。
ただの畑なんですけど、こんな風景があちこちに点在しています。思わずあの丘のてっぺんを目指して走りたくなったりして。
女満別でもっとも有名な写真はここですね。道路沿いにちゃんと写真撮影の場所があるのですぐわかりますよ。やっぱりきれいな風景ですよね。
女満別を抜けて網走湖までやってきましたが、この頃になるとあっつい!が口癖に。カラリとした空気なのでましなんだけどね。呼人浦でキャンプしたかったんですけど、サロマ湖へ行くので今回はパス。
走って走って16時半頃。サロマ湖畔の道の駅サロマ湖でようやく休憩。ここはかぼちゃを売りにした道の駅です。思わずかぼちゃソフトを購入。うまかった。裏にはかぼちゃの種もついてました。
道の駅サロマ湖です。実は距離をきちんとカウントしていなかったので、結構走ったとは思うんですが・・・朝7時から目一杯走っていられる幸せに浸っていた時間でした。
漁師の露天でのホタテを求めてさまよって竜宮台到着〜。しかし、売ってない・・・。時期と時間が悪かったかなぁ〜。売ってないとなるとまた食いたくなってしまうんですなぁ。
展望台に上って海と湖を眺めていたら、望遠鏡持ったおっちゃんに声をかけられました。密漁監視をやってたそうで、見たら一発でわかるんだって!あと警察取締りについてもいろいろ教えてくれました。おっちゃんありがとう。
さて今日は晴れているのでキャンプです。ほんとはキムアネップキャンプ場へ行きたかったんですが、近くの五鹿山公園キャンプ場へ。ここ、ログが安いよ!雨の時に検討してみてくだされ。
この日はログもガラガラ、テントも私含めて2つのみ。蚊がたくさん飛んでくる中、テントを張ってさあ宴会だぁ!
近くのコープで買った、ホタテの貝柱で乾杯!
しかし貝柱18個は食ってる途中で飽きてしまった(笑)。でも、網1枚あるとこんなことができるので便利だぁと感じた夜でした。

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ひとりごと・・・

 今回の旅で、最初の目的で行ってみた昆布狩海岸は、ナウマン国道の整備が進み、一部が残っているのみといった状況でした。また、ちほく高原鉄道が廃止され、このページを作るために見たデジタル地図からは、すでに路線図が消えていました。摩周で行ってみたかったホワイトラーメンは、店主の方がお亡くなりになって、もう食べることはできません。
 一方で、新しくできた宿「花ふらり」を発見したり、女満別の美しい丘陵をみたりと、また新しいものを見つけてきました。
 初めて北海道に上陸して、その後数年で集めた情報が、時間が進んで変わってきたことを思い知らされた旅の前半でした。
 音を立てずに静かに、しかし確実に、時は進んでいます・・・

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